市川市霊園にて、墓誌の目地コーキング直しのご依頼

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こちらのブログでは、当社での工事の様子のほか、千葉県内のお墓のことなど、様々な情報をご紹介して参ります。どうぞよろしくお願いいたします!

初回の今回は、市川市霊園での墓誌の目地コーキング直しのようすをご紹介いたします。

 

市川市霊園 墓誌目地コーキング直し

 

今回の工事は、市川市霊園にお墓をお持ちのお客様からご依頼です。市川市霊園は市川市大野町にある市川市営の霊園で、豊かな緑に囲まれた公園のような好環境です。

 

市川市霊園は、昭和37年に開園した歴史のある霊園です。1区から14区まである広大な敷地に、一般普通墓地、一般芝生墓地のほか、合葬式墓地もあります。ひと区画が広めでゆったりしているのも特徴です。今回のお客様のお墓は、10区の普通墓地にありました。

 

こちらがご相談いただいたお墓です。和型の立派なお墓で、右手の植栽の後ろに黒御影石の墓誌があります。

 

たくさんのお名前が彫刻されています。中にはかなり昔の仏様のお名前もありました。

 

お名前が彫られている墓誌板の下の方、台座のあたりを見ると、このようになっていました。墓誌板は台座にくぼみがあって落とし込みになっていますが、それだけでは浅くて強度を保てないので、隙間に目地を打ち込んで固定しています。いまは墓石用のシリコンのコーキング剤を使用することが多いですが、こちらは旧来のセメント目地が使われていたようで、その目地材が劣化して取れてしまっているので、グラグラして不安定になっていました。

 

墓誌の裏側です。こちらは目地がほぼ取れてしまっています。墓石の目地は、環境等にもよりますが、近年使われている目地剤でも経年劣化で切れたり取れたりしますので、だいたい20年に一度くらいメンテナンスが必要になります。隙間が空いているとお墓の中に水が入ってしまったり、強度が保てなくなってしまったりといった影響が出てきます。

 

工事の様子です。まずは、台座から墓誌板を取り外しました。昔の工法では、墓誌の下に土を敷いて土台を固めてからセメントで接着していたそうで、そのとき使われた土が入っていました。残っている古いセメントをきれいに取り除きます。

 

きれいに清掃したあと、接着剤を充填して墓誌板を設置します。

 

墓誌をくぼみに仮に設置したら、水平器を当てて、きちんと水平に据えられているか確認します。

 

その後、隙間にシリコン製のコーキング剤で目地を打ち、工事完了です。

 

黒御影石の墓誌に違和感のないよう、黒いコーキング剤を使用しました。隙間をしっかり充填して、グラつきがなくなりました。

 

後方です。こちらもほぼ目地が取れてしまっていましたが、きれいに打ち直しています。これで倒れる心配もありませんので、安心してお参りいただけるようになりました。

 

今回は、市川市霊園での墓誌の目地直し工事のようすをご紹介いたしました。当社の市川本社は市川市霊園前にございますので、お墓の建立のほか、修理やリフォーム、追加彫刻やご納骨、お墓じまいなど、霊園にお墓をお持ちのお客様からのご相談を多数いただいております。日頃お参りをされていて、ちょっと気になっていること・心配なことなどございましたら、ご希望やご予算に沿った方法で、より安心して気持ちよくお参りできるお墓になるようお手伝いいたします^^ どんなことでもお気軽にご相談いただければ幸いです。