市川市霊園にて、追加彫刻と墓誌の据え直し工事
ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。市川市、船橋市、千葉市を中心に、千葉県北西部にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております、墓石の千葉家です。市川市霊園にて、追加彫刻と墓誌の据え直し工事をさせていただきましたのでご紹介いたします!
市川霊園 10区 4㎡ 追加彫刻・墓誌据え直し
36年前に当社でお墓を建立いただいたお客様からご連絡をいただきました。このたびご納骨のご予定があり、追加彫刻とご納骨のお手伝いをさせていただくことになりました。
こちらがご相談いただいたお墓です。建立されたのはお父様で、今回ご連絡くださったのは娘様でした。左手の墓誌に、追加のお名前を彫刻します。
こちらが墓誌です。建立から30年以上が経って、墓誌を台座に設置しているセメントの目地の劣化が進んでいるようでした。
こちらは墓誌の裏側です。セメント目地が経年劣化でとれてしまっている部分が見られます。このままにしておくと墓誌が倒れてしまう可能性があり、そうなればお隣のお墓にもご迷惑がかかってしまうかもしれません。そこで、追加彫刻にあわせて墓誌の据え直しをすることになりました。
工事の様子です。台座から墓誌を取り外したところです。台座のくぼみに墓誌板をはめ込むような構造になっています。
墓誌を取り外しました。台座のくぼみに落ちているのは、老朽化してボロボロになってしまった目地材です。中にはもともと土台として敷いていた土が入っています。昔は、土を敷いて土台を固めてからセメントで接着する方法で墓誌が設置されていました。
セメント目地と中の土を取り除きました。
追加の彫刻を終えた墓誌を据え直したら、隙間を固定していきます。
セメントを充填して固定しました。
さらにシリコンコーキングで目地を打って、工事完了です。
仕上がりの様子です。防水シリコンでしっかり目地を打っているので、中に水が入るのも防ぎます。安心してお参りいただけるようになりました。
ご納骨のお手伝いもさせていただいて、お客様には大変喜んでいただけました。このたびは、当社にお声かけいただきましてありがとうございました。お参りされていてお気付きの点等ございましたら、どうぞいつでもご連絡くださいませ。
今回は墓誌の目地の劣化にともなう据え直しをご紹介いたしました。追加彫刻などの際に、昔ながらのセメント目地で据えられた墓誌の据え直しをご依頼いただくケースは多いです。建てられてから長い年月が経つと、目地はどうしても劣化が進んでしまいます。墓誌を取り外さずに目地だけを直す方法もありますが、土台の部分をきちんと据え直す形に比べるとやはり強度面では不安が残りますので、一度取り外してからきちんときれいに据え直すことで、より安心して気持ちよくお参りいただけるようになります。また、万一倒れてしまうと周りのご迷惑になってしまうかもしれません。「墓誌がグラついている」など気付かれた際は、できるだけお早めにご連絡くださいませ。