市川霊園にて、植木の抜根・コンクリート打設での防草工事
ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。市川市、船橋市、千葉市を中心に、千葉県北西部にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております、墓石の千葉家です。市川霊園にて、植木の抜根と、コンクリート打設での防草工事をお任せいただきましたので、その様子をご紹介いたします。
市川霊園 砂利下コンクリート打&植木抜根
ホームページをご覧になったお客様から、メールでお問合せをいただきました。市川霊園にあるお墓についてお悩みがあるそうで、まずはお墓を確認させていただきました。
こちらがご相談のお墓です。お客様は遠方にお住まいということもあり、頻繁にお参りできないので防草工事をしたいとご希望でした。現地で、お客様からご連絡をいただいていた箇所も含めてお墓の様子を確認します。
墓地内には植木もありました。お墓の横の木はかなり大きくなっています。お客様は、この植木も気になっているとおっしゃっていました。市川霊園では木が植えられているお墓も多く、特に30年以上経ったお墓ではほとんど植木があります。植木は剪定して整えることもできますが、お客様は、今後のお手入れも手間なのでこの機会に撤去したいとご希望でした。
土間にはそれほど草が伸びている様子はありませんが、砂利の隙間からいたるところに小さな草が生えています。お参りにお越しになった時にきちんとお手入れされている様子がうかがえますが、時間もかかり大変です。
状況を確認し、ご希望を伺ってお見積りを差し上げ、最終的には植木の撤去と防草工事をさせていただくことになりました。防草工事の方法としては、防草の固まる土を使う方法と、コンクリートを打設する方法をご提案しました。費用は防草土の方が抑えられますが、耐久性でみるとコンクリートの方が高くなることもご説明すると、耐久性を重視されてコンクリートを打つ方法をお選びになりました。
工事の様子です。まずは、植木を根から抜いて取り除きました。抜根は慎重に行います。根が石碑の下に入り込んでいたりすると、無理に抜くことで石碑が傾いたりずれたりする原因にもなります。その後、防草工事に入りました。土を掘り下げてから転圧し、コンクリートを流し入れて表面をきれいにならし、養生期間を置きます。
四隅の穴は水抜き穴で、中央が少し高く、ここに向かってわずかに傾斜を付けています。中は土のままになっていて、雨が降ってもお墓の中に水が溜まらずにここから排水されます。お墓は水洗いをしてきれいにしました。
お引き渡しの際のようすです。植木がなくなってさっぱりして風通しもよくなり、草取りの手間がいらないお墓になりました!
砂利は、以前使われていた砂利を使いたいというご希望があったので、きれいに洗って袋詰めにしておき、お引き渡しの際は、コンクリートの仕上がり具合を見ていただくため砂利を敷かずにお渡しとなりました。珍しい大きな砂利で、同じものはなかなか手に入らないことも再利用された理由ですが、お墓を建てられたご家族様が選ばれたという思い入れもあったのではないかと思います。お打ち合わせの段階から砂利が不足することをお伝えしていたので、お客様の方でご用意くださった砂利も補充して、ご自分で敷き詰めて下さいました。
このたびは、当社にお墓のご相談をいただきましてありがとうございました。ご家族様で長い間大切にお参りされてきたことが伝わるお墓でしたので、ご希望が叶うようにできる限りのお手伝いをさせていただきました。今回の植木の撤去と防草工事で、以前よりもお手入れがかなり楽になっていますので、頻繁にお参りできなくても気持ちよくお参りいただけると思います。どうぞこれからも末永く、ご家族皆様でお参りいただけますと幸いです。お参りされていて何かお困りの際には、またいつでもお声かけくださいませ。